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2020/04/21 10:41

下落、ハンセンは185ポイント安 無料記事

ハンセン指数      24144.61  -185.41 -0.76%
中国本土株指数(旧H株指数) 9756.29 -68.13  -0.69%
レッドチップ指数 3729.96 -39.04 -1.04%

 21日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。外部環境の不透明感を嫌気。原油相場が暴落し、昨夜の米株が急反落した流れを継いでいる。翌日に納会(受け渡し)を迎えるWTI原油先物5月限は昨夜、前営業日の18.27米ドルから一時マイナス40.32米ドルに落ち込んだ(終値はマイナス37.63米ドル)。新型コロナウイルス感染拡大による外出規制などで石油製品の需要が急減し、貯蔵倉庫の限界が近づくなかで、買い手不在の状態に陥っている。経済活動停滞の実態が改めて意識された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国が景気対策を強化していることが引き続き支えとなっている。
 主要銘柄の値下がり率は、中国生物製薬(サイノ・バイオファーマシューティカル:1177/HK)が4.7%、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が2.8%、中国蒙牛乳業(チャイナ・モンニウ・デイリー:2319/HK)が2.1%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.0%、香港中華煤気(ホンコン・チャイナガス:3/HK)が2.0%など。
 バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬に関しては、主要株主で執行董事の謝炳氏が保有株のうち2億株を売却すると報告したことがネガティブ材料視されている。


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