19日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比7.80ポイント（0.27％）安の2923.01ポイントと5日続落している。
　前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済の先行き不安が投資家心理の重しだ。足元では、景気鈍化を示唆する中国指標が相次いでいる。今月11〜12日に開催された中央経済工作会議では、市場が期待する強力な景気刺激策導入の方針は打ち出されなかった。ただ、下値は限定的。指数はこのところ下落基調を強め、年初来の安値を更新したとあって、値ごろ感も着目されている。
　主要銘柄の値下がり率は、上海復星医薬集団（600196/SH）が1.5％、中国国際航空（601111/SH）が1.3％、中遠海運HD（601919/SH）が1.3％、中国銀河証券（601881/SH）が1.1％、長城汽車（601633/SH）が1.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.20ポイント（0.09％）高の225.14ポイント、深センB株指数が1.80ポイント（0.17％）高の1057.51ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。