15日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比12.11ポイント（0.41％）高の2971.10ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国の景気支援スタンスが好感される流れ。北京、上海の中国2大都市が14日、そろって不動産市場のテコ入れ策を発表した。また、朝方公表された12月の中期貸出ファシリティ（MLF）金利は予想通り据え置かれたが、資金供給額は予想を大幅に上回っている。また、上海総合指数はこのところ下落基調を強め、足元では約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたとあって、買い戻しも入りやすかった。ただ、上値は重い。中国ではこの後（日本時間11時ごろ）に11月の各種経済統計（小売売上高や鉱工業生など）が公表される予定だ。結果を見極めたいとするスタンスも漂っている。
　主要銘柄の値上がり率は、光明地産（600708/SH）が3.1％、中国旅遊集団中免（601888/SH）が1.9％、万華化学集団（600309/SH）が1.8％、招商銀行（600036/SH）が1.7％、保利発展控股集団（600048/SH）が1.4％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.68ポイント（0.30％）高の226.33ポイント、深センB株指数が4.18ポイント（0.39％）高の1068.15ポイントで推移している。


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