/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/11/14 10:46

続伸、ハンセンは90ポイント高 無料記事

ハンセン指数           17516.15 +89.94 +0.52%
中国本土株指数(旧H株指数) 6016.94 +27.84 +0.46%
H科技(テック)指数       3999.78 +18.51 +0.46%

 14日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の景気対策や、米中対立の緩和に対する期待感が引き続き支えとなっている。中国景気の鈍化懸念が強まる中、当局は景気対策を強めるとの見方が広がった。昨日引け後に公表された10月の中国金融統計では、国内金融機関の新規融資が予想ほどではなかったものの、前月から大幅に減少し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは前月水準にとどまっている。HSBCは最新リポートで、人民銀が15日に実施する「中期流動性ファシリティ(MLF)」で、資金供給規模を拡大する可能性に言及。また、年内に預金準備率を0.5%引き下げる可能性を指摘した。MLF金利については、市場の一部で引き下げ予想も浮上している。
 ただ、上値は重い。米中の指標発表が気がかりだ。米国では14日に消費者物価指数(CPI)、15日に小売売上高、16日にフィラデルフィア連銀景況指数や新規失業保険申請件数(週間)、中国では15日朝方に11月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利、取引時間中(日本時間11時ごろ)に10月の小売売上高や鉱工業生産などが予定されている。
 主要銘柄の値上がり率は、恒安国際集団(ヘンアン・インターナショナル・グループ:1044/HK)が4.0%、舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)が3.1%、恒基兆業地産(ヘンダーソンランド:12/HK)が2.8%、携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)が2.7%、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が2.5%など。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース