11日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比7.97ポイント（0.26％）高の3083.21ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。外電は10日、消息筋情報として、経済成長目標の達成に向け、中国政府は新たな景気刺激策の準備を進めているもよう――と報じた。報道によれば、2023年財政赤字の拡大を容認することを検討しており、少なくとも1兆人民元（約20兆4000億円）の国債を追加発行することも考えているという。また、米金利の低下や、外国為替市場で対米ドルの人民元高が続いていることもプラス材料だ。
　主要銘柄の値上がり率は、薬明康徳（603259/SH）が2.6％、仏山市海天調味食品（603288/SH）が2.3％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.5％、隆基緑能科技（601012/SH）が1.5％、中国電力建設（601669/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント（0.03％）安の232.07ポイント、深センB株指数が1.57ポイント（0.14％）高の1103.56ポイントで推移している。


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