14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比8.27ポイント（0.27％）高の33052.10ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国の経済対策が改めて材料視される流れ。国務院（内閣に相当）は13日、投資と消費の促進に向け、設備更新や消費財の買い替えを促すための具体的な数値目標を発表した。また、目標達成に向け、財政、金融面での支援も強化していく方針を明らかにしている。中国政府は追加の金融緩和や消費刺激策、産業支援策などを通じ、国内経済を支える方針だ。ただ、上値は限定的。中国ではあす15日に3月の中期貸出ファシリティ（MLF）金利、きょう14日または15日に2月の金融統計が発表される。結果を見極めたいとするムードも漂った。
　主要銘柄の値上がり率は、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が7.3％、洛陽モリブデン（603993/SH）が6.3％、紫金鉱業集団（601899/SH）が5.3％、中国中鉄（601390/SH）が1.9％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント（0.10％）高の262.28ポイント、深センB株指数が1.86ポイント（0.17％）安の1080.24ポイントで推移している。


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