連休明け9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比28.45ポイント（0.91％）安の3082.03ポイントと3日ぶりに反落している。
　インフレ懸念の高まりが重しとなる流れ。イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスが戦闘状態となる中、WTI原油先物は9日朝方、一時、約5％上昇した。また、中国の景況感指数が官民で強弱感の分かれる内容だったことなども不安視されている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気（601857/SH）が3.8％、紫金鉱業集団（601899/SH）が2.7％、中国旅遊集団中免（601888/SH）が2.6％、中信証券（600030/SH）が2.3％、招商銀行（600036/SH）が1.6％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.84ポイント（1.20％）安の233.39ポイント、深センB株指数が0.28ポイント（0.02％）高の1114.26ポイントで推移している。
　なお、香港市場は台風警報発令に関する取引規定により、本日前場の取引は中止。台風14号（コイヌ）の接近を受け、香港天文台は9日朝の時点で台風警報「シグナル8」を継続している。


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