28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.80ポイント（0.16％）高の2919.42ポイントと続伸している。
　前日の好地合いを継ぐ流れ。中国景気の過度な先行き不安が薄らいでいる。前日公表された中国工業企業の利益総額は、今年11月に前年同月比で29.5％増加。4カ月連続でプラス成長を維持し、増加率は10月の2.7％から拡大している。ただ、上値は重い。相場を押し上げる新規の買い材料には乏しく、年末を迎え、積極的な売買も手控えられた。
　主要銘柄の値上がり率は、洛陽モリブデン（603993/SH）が2.8％、隆基緑能科技（601012/SH）が2.6％、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.4％、紫金鉱業集団（601899/SH）が1.8％、内蒙古伊利実業集団（600887/SH）が1.5％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント（0.02％）高の224.78ポイント、深センB株指数が1.14ポイント（0.11％）高の1060.21ポイントで推移している。


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