28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比7.15ポイント（0.24％）安の3024.55ポイントと3日続落している。
　投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国の景気不安が重しだ。27日公表された今年10月の工業企業利益総額は、前年同月比2.7％増にとどまり、伸びは前月の11.9％から大幅に鈍化している。ただ、下値は限定的。指数は前日、約3週ぶりの安値水準に達したとあって、値ごろ感が着目されている。また、中国当局の経済対策に対する期待も根強い状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、上海書爾半導体(603501/SH)が2.5％、上海汽車集団（600104/SH）が2.3％、エン鉱能源（600188/SH）が1.6％、中国南方航空（600029/SH）が1.4％、中遠海運HD（601919/SH）が1.0％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.03ポイント（0.01％）高の230.14ポイント、深センB株指数が10.32ポイント（0.96％）安の1067.45ポイントで推移している。


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