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2020/04/21 11:03

本土株:上海総合は0.6%安で4日ぶり反落、深センB株は0.4%安 無料記事

 21日の本土マーケットは値下がり。日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数は前日比16.85ポイント(0.59%)安の2835.70ポイントと4日ぶりに反落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が0.63ポイント(0.29%)安の215.86ポイント、深センB株指数が3.01ポイント(0.36%)安の830.11ポイントで推移している。
 原油暴落が不安視される流れ。翌日に納会(受け渡し)を迎えるWTI原油先物5月限は昨夜、前営業日の18.27米ドルから一時マイナス40.32米ドルに落ち込んだ(終値はマイナス37.63米ドル)。新型コロナウイルス感染拡大による外出規制などで、世界的に石油製品の需要が急減。貯蔵倉庫の限界が近づくなかで、買い手不在の状態に陥っている。経済活動停滞の実態が改めて意識された。
 主要銘柄の値下がり率は、中国国旅(601888/SH)が2.0%、中信建投証券(601066/SH)が1.9%、富士康工業互聯網(601138/SH)が1.3%、三一重工(600031/SH)が1.3%、万華化学集団(600309/SH)が1.2%、上海国際機場(600009/SH)が1.2%など。
 半面、タンカー各社は急伸。中遠海運能源運輸(600026/SH)が7.5%、招商局能源運輸(601872/SH)が6.4%などと上昇している。原油在庫の積み上がりを背景に、保管スペースとしてのタンカー需要が増すとの思惑が高まった。用船料の値上がりが期待されている。


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