ハンセン指数 　 　 　　　　　　17597.19 　 +28.73 +0.16％
中国本土株指数（旧H株指数） 6065.58 　 +25.67 +0.43％
H科技（テック）指数 　　　　　 4069.17 　 +48.33 +1.20％

　9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時41分現在、主要指標のハンセン指数が小幅ながら3日ぶりに反発している。中国当局の景気支援スタンスが意識される流れ。足元で公表された経済指標が景気の弱さを示す内容となる中、当局は経済対策を強めるとの期待が強まっている。寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計は、消費者物価指数（CPI）が前年同月比でマイナス0.2％。市場予想（マイナス0.1％）と前月実績（横ばい）を下回っている。一方、生産者物価指数（PPI）はマイナス2.6％。下落率は市場予想（マイナス2.7％）ほどではないが、前月実績（マイナス2.5％）から拡大している。
　政府高官の発言も好感。中国人民銀行（中央銀行）の潘功勝・総裁は8日、中国政府が掲げるGDP成長目標「5％前後」は達成できると自信を示した。ハンセン指数などは安寄り後、程なくプラスに転じている。
　主要銘柄の値上がり率は、翰森製薬集団(ハンソー・ファーマシューティカル・グループ：3692/HK)が2.9％、小米集団(シャオミ・コーポレーション：1810/HK)が2.7％、領展房地産投資信託基金(リンク・リアル・エステート・インベストメント・トラスト：823/HK)が2.1％、中芯国際集成電路製造(SMIC：981/HK)が1.9％、申洲国際集団HD(シェンヂョウ・インターナショナル・グループ・ホールディングス：2313/HK)が1.6％など。


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