ハンセン指数 　 　 　　　　　　16935.22 -203.95 -1.19％
中国本土株指数（旧H株指数） 5949.50 -67.33 -1.12％
H科技（テック）指数 　　　　　 3495.16 -56.85 -1.60％

　11日の香港マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標のハンセン指数が4日ぶりに反落している。米利下げ観測の後ずれが嫌気される流れ。今年3月の米消費者物価指数（CPI）が上振れる中、米連邦準備理事会（FRB）の利下げ開始が6月から9月に後ずれするとの観測が強まっている。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、昨年11月以来の高水準を付けた。香港は金融政策で金融政策で米国に追随するため、域内金利の高止まりも警戒されている。また、中国本土では内外金利差などによる資金流出も不安視された。
　一方、寄り付き直後に公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数（CPI）が前年同月比でプラス0.1％。市場予想（プラス0.4％）以上に、前月（プラス0.7％）から伸びが減速した。生産者物価指数（PPI）はマイナス2.8％。下げ率は市場予想（マイナス2.8％）に一致し、前月実績（マイナス2.7％）をやや上回っている。デフレ脱却には時間がかかると懸念される状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス：968/HK)が5.3％、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー：241/HK)が5.2％、領展房地産投資信託基金(リンク・リアル・エステート・インベストメント・トラスト：823/HK)が4.9％、京東健康(JDヘルス・インターナショナル：6618/HK)が4.4％、華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド：1109/HK)が3.8％など。


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