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2023/12/14 10:55

本土株:上海総合は0.5%高で反発、上海B株は0.9%高 無料記事

 14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比15.94ポイント(0.54%)高の2984.70ポイントと反発している。
 外部環境の改善が好感される流れ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、24年の利下げ期待が高まる中、昨夜の米債券市場では米10年債利回りが今年8月以来の低水準を付けた。外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が大幅に上昇している。ただ、上値は限定的。中国経済の先行き不透明感が続いている。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が相次ぐ状況。中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した11月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想にとどかず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは前月水準を下回った。また、中国ではあす15日、小売売上高や鉱工業生産など11月の各種統計が公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスも漂っている。
 主要銘柄の値上がり率は、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.4%、薬明康徳(603259/SH)が2.0%、富士康工業互聯網(601138/SH)が1.8%、中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.8%、万華化学集団(600309/SH)が1.7%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.07ポイント(0.92%)高の227.06ポイント、深センB株指数が3.59ポイント(0.33%)高の1077.10ポイントで推移している。


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