20日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比11.86ポイント（0.38％）安の3113.10ポイントと続落している。
　米金利高が嫌気される流れ。原油相場が昨年11月以来の高値を付けるなど、インフレ圧力が高まる中、昨夜の米債券市場では、米長期債利回りがおよそ16年ぶりの高水準に達した。米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果発表を20日午後（日本時間21日未明）に控え、政策金利の動向やパウエルFRB議長会見を見極めたいとするムードも広がっている。なお、寄り付き前に中国人民銀行（中央銀行）が公表した実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」に関しては、市場の予想通り、1年物、5年物いずれも現行水準（それぞれ3.45％、4.20％）に据え置かれている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国人寿保険（601628/SH）が1.3％、三一重工（600031/SH）が1.3％、宝山鋼鉄（600019/SH）が1.3％、中国石油化工（600028/SH）が1.1％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.87ポイント（0.37％）安の233.61ポイント、深センB株指数が1.08ポイント（0.10％）安の1128.62ポイントで推移している。


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