25日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比25.95ポイント（0.88％）高の2988.20ポイントと続伸している。
　中国経済対策の期待感が相場を押し上げる流れ。全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会は24日、1兆人民元（約20兆5000億円）の国債の追加発行を承認した。また、習近平・国家主席は24日午後、異例の中国人民銀行（中央銀行）訪問を行っている。事情に詳しい関係者の話によれば、主席は政府高官を伴い、人民銀と国家外為管理局（SAFE）を訪問。主席が人民銀を訪れたのは、就任以来で初めてとなる。「政権が経済を重視している」との見方が広がった。
　主要銘柄の値上がり率は、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が4.8％、安徽海螺セメント(600585/SH）が4.6％、宝山鋼鉄（600019/SH）が4.5％、紫金鉱業集団（601899/SH）が3.8％、中国交通建設（601800/SH）が3.0％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.92ポイント（0.86％）高の223.74ポイント、深センB株指数が11.34ポイント（1.11％）高の1036.82ポイントで推移している。


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