ハンセン指数 　 　 　　　　　　17205.62 +313.79 +1.86％
中国本土株指数（旧H株指数） 6057.43 +115.96 +1.95％
H科技（テック）指数 　　　　　 3464.12 +97.44 +2.89％

　9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標のハンセン指数が3日続伸している。米株高を好感した買いが先行する流れ。昨夜の米株市場では、過度な米景気懸念が後退し、主要株価指数が軒並み急反発した。中国経済対策に対する期待感も持続。中国の内需不振が懸念される中、当局は追加の景気テコ入れ策を速やかに打ち出すとの見方が広がっている。
　一方、寄り付き直後に公表された7月の中国物価統計は、消費者物価指数（CPI）の上昇率が前年同月比0.5％（市場予想は0.3％、前月は0.2％）、生産者物価指数（PPI）がマイナス0.8％（同マイナス0.9％、同マイナス0.8％）という結果だった。
　個別では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造（SMIC：981/HK）が7.9％高。同社の4〜6月期決算は6割減益だったものの、売上高や粗利益率はガイダンスを上振れた。また、前四半期比では129.2％増益となり、業績の回復が期待されている。ほか、主要銘柄の値上がり率は、理想汽車(リ・オート：2015/HK)が5.0％、百度集団(バイドゥ：9888/HK)が4.3％、華潤万象生活(チャイナ・リソーシズ・ミックスシー・ライフスタイル・サービシズ：1209/HK)が4.1％、中国宏橋集団(チャイナ・ホンチョオ・グループ：1378/HK)が3.9％など。


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