10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.30ポイント（0.14％）高の3158.62ポイントと続伸している。
　中国景気の持ち直し期待が引き続き支えとなる流れ。前日公表された4月の貿易統計では、米ドル建ての輸出入がそれぞれ前月のマイナス成長からプラス成長に転換し、市場予想も上回った。政府が景気支援スタンスを強めていることも、投資家の買い安心感につながっている。ただ、上値は重い。米中対立の警戒感がくすぶっているほか、指数は前日に約8カ月ぶりの高値水準を回復したとあって、売り圧力も高まっている。
　主要銘柄の値上がり率は、保利発展控股集団（600048/SH）が1.6％、中国人寿保険（601628/SH）が1.4％、万華化学集団（600309/SH）が1.2％、紫金鉱業集団（601899/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.87ポイント（0.34％）高の255.54ポイント、深センB株指数が2.72ポイント（0.24％）高の1131.42ポイントで推移している。


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