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2024/07/10 11:05

本土株:上海総合は0.2%安で反落、深センB株は0.1%安 無料記事

 10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時42分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.54ポイント(0.19%)安の2953.83ポイントと反落している。
 人民元安進行の警戒感が再び強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は10日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日続けて元安方向へと設定している。基準値としては2023年11月21日以来の元安水準だ。10日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が元安で推移している。
 一方、寄り付き直後に公表された6月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比プラス0.2%(市場予想はプラス0.4%、前月はプラス0.3%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス0.8%(同マイナス0.8%、同マイナス1.4%)という結果。CPIは下振れたものの、企業活動の目安となるPPIが予想通り前月から上向いた。市場での反応は限定されている。
 主要銘柄の値下がり率は、国電電力発展(600795/SH)が5.1%、中国神華能源(601088/SH)が2.9%、特変電工(600089/SH)が2.6%、海通証券(600837/SH)が1.7%、中国アルミ(601600/SH)が1.1%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.41ポイント(0.61%)高の232.63ポイント、深センB株指数が0.91ポイント(0.08%)安の1120.16ポイントで推移している。


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