6日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比1.96ポイント（0.07％）高の2790.27ポイントと続伸している。
　値ごろ感に着目した買いが継続する流れ。上海総合指数は前日に小反発したが、依然として約7カ月ぶりの安値水準で推移している。ただ、上値は限定的。中国では来週、8月の各種経済統計が集中して発表されるため（9日に物価、10日に貿易、14日に小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融）、様子見ムードも漂っている。
　証券株に買いが先行。個別では、中国国際金融（601995/SH）が4.8％、中国銀河証券（601881/SH）が2.8％、中信建投証券（601066/SH）が2.4％、華泰証券（601688/SH）が1.8％ずつ上昇している。業界再編の思惑が浮上。国泰君安証券（601211/SH）は5日、株式交換を通じて海通証券（600837/SH）を合併する計画を発表した。両銘柄は株式取引を一時停止している。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.68ポイント（0.29％）安の234.29ポイント、深センB株指数が0.81ポイント（0.08％）安の1072.18ポイントで推移している。
　なお、香港市場は台風警報発令に関する取引規定により、本日前場の取引を中止。台風11号（ヤギ）の接近を受け、香港天文台は6日朝の時点で台風警報「シグナル8」を継続している。最新予報に基づくと、本日の株式取引は終日中止となる見通しだ。


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