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2024/07/29 10:57

本土株:上海総合は0.3%安で反落、上海B株は0.2%安 無料記事

 週明け29日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.26ポイント(0.32%)安の2881.64ポイントと反落している。
 人民元安進行の警戒感がくすぶる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は29日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日ぶりに元安方向へと設定している。中国からの資金流出も懸念された。また、米中関係の悪化も不安視されている。米政権は先端半導体の対中輸出規制を強化しているほか、8月から中国製の電気自動車(EV)や鉄鋼・アルミ製品の制裁関税を引き上げる予定だ。中国側は対抗措置を示唆している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の過度な景気懸念が後退。27日に公表された6月の工業企業利益は前年同月比で3.6%増となり、5月の0.7%増から伸びが大幅に加速している。
 主要銘柄の値下がり率は、保利発展控股集団(600048/SH)が2.1%、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%、中国工商銀行(601398/SH)が1.4%、中信証券(600030/SH)が1.3%、中国核能電力(601985/SH)が1.3%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.36ポイント(0.15%)安の232.48ポイント、深センB株指数が1.18ポイント(0.11%)高の1119.53ポイントで推移している。


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