ハンセン指数 　 　 　　　　　　20531.83 +244.98 +1.21％
中国本土株指数（旧H株指数） 7353.78 +85.80 +1.18％
H科技（テック）指数 　　　　　 4466.70 +64.33 +1.46％

　17日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が4日ぶりに反発している。中国の景気支援スタンスが相場を支える流れ。国営メディアが16日報じたところによると、習近平・国家主席は今年の経済成長目標（5.0％前後）を達成するため、10〜12月期にあらゆる取り組みを行うよう政府当局者に指示した。米株高も追い風。昨夜の米市場では、金融大手に好決算が相次ぐ中、主要指数のNYダウが0.8％上昇し、再び史上最高値を更新した。
　ただ、上値は限定的。中国当局者の会見や、中国指標の発表が気がかりだ。住宅都市農村建設部はきょうの午前10時（現地時間、日本時間午前11時）、財政部と中国人民銀行（中央銀行）の当局者と共に会見を開き、不動産市場の安定的かつ健全な発展について、現状紹介と質疑応答を行う。また、あす18日（日本時間11時ごろ）、各種経済指標（9月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、第3四半期のGDP成長率など）が集中して報告される予定だ。不動産政策の見極めたいとして、デベロッパーなど関連銘柄は売りにおされている。
　個別では、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険（チャイナライフ：2628/HK）が2.8％高。同社はは16日引け後、中国会計基準による2024年1〜9月期の業績予告を発表し、純利益が前年同期比165〜185％増の1011億3500万〜1087億6700万人民元（約2兆1250億〜2兆2850億円）に拡大するとの見通しを示した。ほか、主要銘柄の値上がり率は、中芯国際集成電路製造(SMIC：981/HK)が3.3％、中国中信(CITIC：267/HK)が2.7％、翰森製薬集団(ハンソー・ファーマシューティカル・グループ：3692/HK)が2.7％、華潤ビールHD(チャイナ・リソーシズ・ビール：291/HK)が2.2％など。


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