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2024/08/15 10:44

続落、ハンセンは101ポイント安 無料記事

ハンセン指数           17012.27 -101.09 -0.59%
中国本土株指数(旧H株指数) 5995.76 -29.40 -0.49%
H科技(テック)指数       3365.98 -29.72 -0.88%

 15日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済の先行き不安が強まっている。7月の金融統計では、人民元建て新規融資額が市場予想を大幅に下回り、15年ぶりの低水準に落ち込んでいる。企業や個人の需要低迷が危ぐされる状況だ。指標発表も気がかり。中国では本日(日本時間午前11時ごろ)、7月の主要経済統計がまとめて公表される予定。注目の小売売上高は前月の2.0%増から2.6%増に上向く見通しだが、鉱工業生産などは増加率が減速し、不動産関連の指標も悪化が続くと予想されている。
 個別では、電力大手の電能実業(パワー・アセッツ・ホールディングス:6/HK)が3.6%安。同社の中間決算では、純利益が前年同期比1.6%増にとどまり、売上高は31.4%減少した。ほか、主要銘柄の値下がり率は、長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)が4.8%、中升集団HD(ヂョンシェン・グループ・ホールディングス:881/HK)が3.2%、李寧(リーニン:2331/HK)が3.1%、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が2.7%など。
 そのほか、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.1%安。同社が昨日引け後に公表した4〜6月期決算の調整後利益は前年同期比で53%増加し、市場予想も上回ったものの、いったん、好材料が出尽くしたとの見方だ。


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