23日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時分現在、主要指標の上海総合指数が前日比6.66ポイント（0.22％）安の3037.93ポイントと3日続落している。
　前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。米中対立の激化懸念が強まっているほか、人民元安の警戒感もくすぶっている。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安水準に設定した。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国当局の経済対策や市場支援策に対する期待感が続いている。
　主要銘柄の値下がり率は、洛陽モリブデン（603993/SH）が3.2％、中国石油天然気（601857/SH）が2.4％、紫金鉱業集団（601899/SH）が2.2％、宝山鋼鉄（600019/SH）が1.2％、中遠海運HD（601919/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.55ポイント（1.03％）安の243.79ポイント、深センB株指数が2.09ポイント（0.20％）高の1068.54ポイントで推移している。


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