8日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.21ポイント（0.29％）安の3138.52ポイントと3日ぶりに反落している。
　中国発の新規材料に乏しい中で利食い売りが先行する流れ。上海総合指数は前日、昨年9月6日以来、約8カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。米中対立の激化懸念もくすぶる。米商務省は7日、華為技術有限公司（ファーウェイ）向けに米企業が半導体などの製品を輸出する許可を取り消したと公表している。もっとも、中国景気の持ち直し期待は根強く、下値を叩くような売りはみられていない。
　主要銘柄の値下がり率は、長城汽車（601633/SH）が1.9％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.8％、中国中車（601766/SH）が1.7％、洛陽モリブデン（603993/SH）が1.5％、紫金鉱業集団（601899/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.14ポイント（0.06％）安の255.19ポイント、深センB株指数が3.19ポイント（0.29％）高の1121.89ポイントで推移している。


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