22日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時38分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.04ポイント（0.10％）安の3154.93ポイントと小幅に続落している。
　中国発の新規材料に乏しい中、利食い売りが継続する流れ。前日は反落したとはいえ、指数は依然として約8カ月ぶりの高値水準で推移している。欧米と中国の対立激化も警戒。イエレン米財務長官は21日、欧米は自国の製造業を守るため、中国の過剰な工業生産能力に連携して対応する必要があると述べた。欧米の電気自動車（EV）規制に対しては、中国が報復措置を示唆している。もっとも、中国の景気持ち直し期待が根強い中で下値は限定的。中国政府は経済成長を後押しするため、景気支援スタンスを強めている。
　主要銘柄の値下がり率は、仏山市海天調味食品（603288/SH）が2.5％、中遠海運能源運輸（600026/SH）が2.0％、海爾智家（600690/SH）が1.4％、中国人寿保険（601628/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント（0.02％）安の256.89ポイント、深センB株指数が0.72ポイント（0.06％）高の1137.52ポイントで推移している。


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