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2024/07/09 10:44

続落、ハンセンは60ポイント安 無料記事

ハンセン指数           17464.07 -59.99 -0.34%
中国本土株指数(旧H株指数) 6252.87 -31.86 -0.51%
H科技(テック)指数       3561.39 -5.24 -0.15%

 9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が3日続落している。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国の内需不振や、対外関係の悪化が引き続き売り材料となっている。先週までに公表された消費やサービスなど非製造業の景況感指数は、官民そろって弱い内容。業界団体の発表によれば、6月の乗用車小売台数は前年同月比で6.7%減少し、マイナス成長が3カ月続いている。また、対外関係に関しては、11月の米大統領選を前に、8日公表された候補者のトランプ前米大統領が選挙公約に掲げる野党・共和党の綱領案は、中国からの輸入品に対する関税を引き上げることが含まれた。そのほか、週内にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や米物価指標、中国本土で物価統計や貿易統計などの発表が控えていることも気がかり材料となっている。
 個別では、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が4.5%安。同社が8日引け後に公表した「安踏(ANTA)」ブランド製品の小売売上高は、今年第2四半期(4〜6月)に前年同期比で1ケタ台後半のプラス成長にとどまった。ほか、主要銘柄の値下がり率は、李寧(リーニン:2331/HK)が2.8%、申洲国際集団HD(シェンヂョウ・インターナショナル・グループ・ホールディングス:2313/HK)が2.6%、美団(メイトゥアン:3690/HK)が1.8%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.6%など。


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