21日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.87ポイント（0.31％）安の3161.27ポイントと4日ぶりに反落している。
　利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、前日は昨年9月4日以来、約8カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。新規の買い材料にも乏しい。中国の重要経済指標は発表が一巡した。この先は、来週27日に4月の工業企業利益、31日に5月の製造業PMI（国家統計局などが集計）が予定されているだけとなる。また、中国当局は不動産支援策などを相次ぎ打ち出したものの、いったん好材料が出尽くしたとの見方もあるようだ。
　主要銘柄の値下がり率は、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が2.3％、中海油田服務（601808/SH）が1.8％、山東黄金(600547/SH)が1.5％、中国旅遊集団中免（601888/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.33ポイント（0.13％）安の257.37ポイント、深センB株指数が2.26ポイント（0.20％）安の1133.49ポイントで推移している。


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