ハンセン指数 　 　 　　　　　　18885.52 +58.17 +0.31％
中国本土株指数（旧H株指数） 6720.77 +32.64 +0.49％
H科技（テック）指数 　　　　　 3881.41 +16.93 +0.44％

　28日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の4月工業企業利益がプラス成長を回復したことや、IC産業振興に向けた新たな国策ファンドの立ち上げが引き続き材料視されている。また、中国各地で消費財買い替えの推進や住宅購入の促進に向けた動きを加速していることも好感された。ほか、香港の経済指標上振れも買い安心感につながっている。香港政府は27日、今年4月の輸出額が前年同月比11.9％増の3787億香港ドル（約7兆6110億円）に拡大したと発表。増加率は前月実績（4.7％）、市場予想（7.6％）を上回った。ただ、上値は限定的。中国と西側諸国の対立が不安視された。カナダの自動車業界では、同国政府が米国に追随し、中国製EV（電気自動車）の輸入関税を引き上げるとの見方が広がっている。また、欧州連合（EU）の欧州委員会は現在、中国製EVに関する反補助金調査を実施中だ。
　個別では、医療サービス企業の阿里健康信息技術（241/HK）が6.8％高。同社が前日に公表した通期決算は65％増益と堅調だった。ほか主要銘柄の値上がり率は、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ：1093/HK)が3.5％、龍湖集団HD(ロンフォー・グループ・ホールディングス：960/HK)が2.8％、東方海外(オリエント・オーバーシーズ：316/HK)が1.6％、京東健康(JDヘルス・インターナショナル：6618/HK)が1.4％など。


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