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2020/05/22 10:41

大幅続落、ハンセンは717ポイント安 無料記事

ハンセン指数      23562.84  -717.19 -2.95%
中国本土株指数(旧H株指数) 9623.19 -226.88  -2.30%
レッドチップ指数 3671.21 -90.95 -2.42%

 22日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が大幅続落している。米中関係の悪化を警戒した売りが先行。複数の香港メディアが21日、北京で22日に開幕する全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)で、「香港での国家分裂行為などを禁止する国家安全法の導入が討議される見通し」と報道した。これを受け、米上院議員は21日、香港の「自主独立」を侵害しているとして、中国当局者に制裁を課す法案を提出すると発表している。また、トランプ米大統領は同日、全人代で香港の統制強化につながる法案が成立すれば、強力に対処すると述べた。ハンセン指数の構成銘柄は、全面安でスタートしている。
 主要銘柄の値下がり率は、香港鉄路(MTR:66/HK)が7.7%、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が7.3%、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が6.5%、新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)が5.7%、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が5.2%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.9%など。
 地下鉄運営の香港鉄路(MTR:66/HK)に関しては、今年4月の総乗客数が前月比で再びマイナスに転じたことも売り材料視されている。


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