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2020/07/21 10:41

上昇、ハンセンは371ポイント高 無料記事

ハンセン指数      25429.23  +371.24 +1.48%
中国本土株指数(旧H株指数) 10431.32 +136.00  +1.32%
レッドチップ指数 4080.95 +26.64 +0.66%

 21日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反発している。新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感が先行。バイオ医薬品ベンチャーの康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が中国軍事科学院・軍事医学研究院生物工程研究所と共同開発したワクチン「Ad5-nCoV」については、ポジティブな結果が報告されている。研究者らはランセットに掲載した論文で、「中期試験で安全性と免疫効果を確認した」と発表した。このほかにも、ワクチンを開発する複数の欧米企業グループが相次ぎ良好な結果を明らかにしている。早期のワクチン投入により、経済活動の正常化も早まると期待された。カンシノ株は4.2%高と続伸している。
 市場活性化の期待も高まる状況。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は20日引け後、IT関連株などを組み入れた「ハンセン科技指数(Hang Seng TECH Index)」の発表を27日から開始することを明らかにした。
 主要銘柄の値上がり率は、舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)が5.2%、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が4.8%、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が4.8%、香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が4.1%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.0%など。
 舜宇光学科技と瑞声科技、テンセントは、上述したハンセン科技指数の構成銘柄に選定されている。


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