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2024/12/13 13:39

香港前場:ハンセン1.7%安で反落、上海総合は1.5%下落 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比339.36ポイント(1.66%)安の20057.69ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が138.12ポイント(1.88%)安の7221.98ポイント反落した。売買代金は768億1060万香港ドルとなっている(12日前場は810億8340万香港ドル)。 
 好材料の出尽くし感が意識される流れ。中国で12日、翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が2日間の日程を終えて閉幕した。財政赤字比率の拡大で内需を刺激する方針などを決定したが、内容は想定の範囲内で、一部のエコノミストは、消費刺激の具体性に欠けると指摘している。そのほか、米長期金利の上昇や、中国指標の発表(16日に11月の小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)も気がかり材料となった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が6.3%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が5.7%安、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が5.4%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国と香港の不動産が安い。龍湖集団や海外発展のほか、世茂集団HD(813/HK)が7.0%、中国金茂HD(817/HK)が6.9%、新世界発展(17/HK)が5.5%、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が5.3%、恒隆地産(101/HK)が3.5%ずつ下落した。
 非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.1%安、中国宏橋集団(1378/HK)が4.0%安、鞍鋼(347/HK)が2.5%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.2%安、安徽海螺水泥(914/HK)が2.5%安、華潤建材科技HD(1313/HK)が2.3%安で前場取引を終えた。
 中国金融セクターも売られる。招商銀行(3968/HK)が3.4%安、中国銀行(3988/HK)が1.8%安、新華人寿保険(1336/HK)が4.1%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.9%安、国聯証券(1456/HK)が5.1%安、中信証券(6030/HK)が4.1%安で引けた。
 一方、本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.49%安の3409.87ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。消費関連株、資源・素材株、ハイテク株、金融株なども下落が目立った。



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