14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.37ポイント（0.19％）安の2862.58ポイントと反落している。
　中国の融資縮小が投資家心理の重しとなる流れ。中国人民銀行（中央銀行）が13日に公表した7月の金融統計では、マネーサプライ（通貨供給量）M2の伸びが予想をやや上回ったものの、人民元建て新規融資額が予想を大幅に下回った。融資額は前月比でおよそ88％縮小し、15年ぶりの低水準に落ち込んでいる。企業や個人の需要低迷が危ぐされる状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、海爾智家（600690/SH）が2.0％、中遠海運HD（601919/SH）が1.7％、万華化学集団（600309/SH）が1.6％、国電南瑞科技（600406/SH）が1.3％、宝山鋼鉄（600019/SH）が1.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.38ポイント（0.16％）高の233.31ポイント、深センB株指数が1.84ポイント（0.17％）安の1103.28ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。