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2024/09/19 10:56

本土株:上海総合は0.3%安で反落、上海B株は0.3%高 無料記事

 19日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比6.96ポイント(0.26%)安の2710.32ポイントと反落している。
 中国景気の先行き不安が改めて意識される流れ。中国では8月の経済指標が総じて弱い内容となるなか、証券各社が同国の2024年経済成長見通しを下方修正した。対外関係の悪化も警戒。中国外交部は18日、米国が台湾に武器売却した対抗措置として、米軍関連企業9社が有する中国内の資産を凍結した。また、台湾産農水産物の関税優遇措置を今月25日より停止する。そのほか、ベトナムの海底ケーブル敷設計画に関し、米政府は中国企業を排除するよう働きかけているとも伝わった。
 ただ、下値は限定的。中国の景気懸念がくすぶる中、当局は今年の経済成長目標(5.0%前後)達成のため、預金準備率引き下げなど経済対策を強めるとの観測も流れている。米国が大幅利下げを決定したことで、中国の金融緩和余地が広がると期待された。
 主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気(601857/SH)が3.6%、中国船舶重工(601989/SH)が2.0%、中国神華能源(601088/SH)が1.6%、中国石油化工(600028/SH)が1.4%、中国人民保険集団(601319/SH)が1.2%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.68ポイント(0.30%)高の230.93ポイント、深センB株指数が2.75ポイント(0.27%)高の1030.01ポイントで推移している。


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