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2024/09/03 11:02

本土株:上海総合は0.1%安で続落、深センB株も0.1%安 無料記事

 3日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.09ポイント(0.07%)安の2808.94ポイントと続落している。
 投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国の景気懸念や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き重しとなった。中国国家統計局が8月31日に公表した8月の製造業PMIは、改善見通しに反し前月から低下した。また、人民銀が3日に実施したリバースレポを通じた資金供給は12億人民元にとどまり、満期分との差し引きでは4713億人民元の市中資金を吸収。人民銀は前日も資金吸収している。住宅ローン金利の引き下げ観測が流れる中、収益縮小が警戒され、銀行株に売りが先行した。ただ、下値は限定的。政府は今年のGDP成長目標「5.0%前後」を達成させるため、財政出動など一段の支援策が打ちだされるとの見方も一部に広がっている。
 主要銘柄の値下がり率は、中国工商銀行(601398/SH)が1.7%、中国農業銀行(601288/SH)が1.7%、交通銀行(601328/SH)が1.1%、中国銀行(601988/SH)が1.0%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント(0.10%)高の233.80ポイント、深センB株指数が1.10ポイント(0.10%)安の1072.02ポイントで推移している。


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