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2024/10/09 10:55

本土株:上海総合は3.7%安で11日ぶり反落、深センB株は3.8%安 無料記事

 9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比127.41ポイント(3.65%)安の3362.37ポイントと11日ぶりに反落している。
 利食い売りが先行する流れ。前日の上海総合指数は連休を挟み10連騰し、2022年2月下旬以来、約2年7カ月ぶりの高値水準を回復していた。中国の景気懸念もくすぶる。世界銀行は8日、最新の経済見通しを発表し、中国経済は足元の景気刺激策を受けても、2025年の経済成長は更に鈍化する恐れがあると警告した。
 もっとも、下値を叩くような売りはみられない。当局の景気重視スタンスが支えだ。李強・首相は9日午後、経済専門家や起業家などと座談会を開催し、これまでに打ち出した政策の実行を加速させると述べている。前日に開かれた国家発展改革委員会幹部の会見では、財政政策などに踏み込んだ発表はなかったものの、追加の刺激策が打ち出されるとの期待も依然として根強い状況だ。
 主要銘柄の値下がり率は、中国人寿保険(601628/SH)が6.5%、中国石油天然気(601857/SH)が4.8%、富士康工業互聯網(601138/SH)が4.0%、貴州茅台酒(600519/SH)が3.3%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が8.18ポイント(2.92%)安の272.32ポイント、深センB株指数が48.56ポイント(3.80%)安の1230.44ポイントで推移している。


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