16日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比17.93ポイント（0.56％）安の3183.36ポイントと続落している。
　前日の軟調地合いを継ぐ流れ。9月の中国物価統計や貿易統計が予想を下回る中、デフレや景気鈍化が懸念されている。今週18日（日本時間11時ごろ）に公表される、各種経済指標（9月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、第3四半期のGDP成長率など）の内容も気がかりだ。
　ただ、下値は限定的。中国当局の景気支援スタンスが支えだ。住宅都市農村建設部は17日、財政部と中国人民銀行（中央銀行）の当局者と共に会見を開く。低迷する不動産業界を支援する方針を示す見通しだ。不動産株などは逆行高している。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が3.3％、中国旅遊集団中免（601888/SH）が3.2％、仏山市海天調味食品（603288/SH）が3.1％、上海韋爾半導体（WILLSEMI：603501/SH）が2.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が5.54ポイント（2.03％）安の266.85ポイント、深センB株指数が5.48ポイント（0.45％）安の1206.68ポイントで推移している。


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