9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比12.58ポイント（0.44％）高の2882.48ポイントと4日続伸している。
　中国経済対策に対する期待感が引き続き相場を支える流れ。中国の内需不振が懸念される中、当局は追加の景気テコ入れ策を速やかに打ち出すとの見方が広がっている。また、過度な米景気懸念が後退したことも好感された。
　一方、寄り付き直後に公表された7月の中国物価統計は、消費者物価指数（CPI）の上昇率が前年同月比0.5％（市場予想は0.3％、前月は0.2％）、生産者物価指数（PPI）がマイナス0.8％（同マイナス0.9％、同マイナス0.8％）という結果だった。
　主要銘柄の値上がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.2％、三一重工（600031/SH）が2.1％、紫金鉱業集団（601899/SH）が2.0％、貴州茅台酒（600519/SH）が1.3％、中国石油天然気（601857/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.01ポイント（0.43％）高の233.62ポイント、深センB株指数が5.59ポイント（0.51％）高の1106.99ポイントで推移している。


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