2025/08/07 13:30
香港前場:ハンセン0.5%高で4日続伸、上海総合は0.1%上昇 
7日前場の香港マーケットは、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比130.40ポイント(0.52%)高の25041.03ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が32.54ポイント(0.36%)高の8965.22ポイントと反発した。売買代金は1417億7160万香港ドルに拡大している(6日前場は1206億3820万香港ドル)。
中国指標の改善が支えとなる流れ。中国指標の改善が支えとなる流れ。取引時間中に公表された7月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出が前年同月比で7.2%増と前月の5.9%増(修正後)から伸びが拡大し、輸入が4.1%増と予想(1.1%減)に反しプラス成長が続いた(6月は1.1%増)。早期の米利下げ観測が高まっていることや、中国経済成長の減速懸念が後退したことも材料視されている。米高関税政策などを不安視し売られる場面がみられたものの、指数は中国指標発表後、再び上昇に転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が5.0%高、香港不動産デベロッパー大手の恒基兆業地産(12/HK)が4.0%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.7%高と上げが目立った。
セクター別では、宅配など物流関連が高い。中通快逓のほか、京東物流(2618/HK)が3.7%、順豊HD(6936/HK)が1.7%、円通速逓国際(6123/HK)が1.6%ずつ上昇する。そのほか、海運・港湾株も買われた。
香港不動産セクターも急伸。恒基兆業地産のほか、新世界発展(17/HK)が14.4%高、恒基兆業地産(12/HK)が4.0%高、新鴻基地産発展(16/HK)が2.8%高、信和置業(83/HK)が2.1%高と値を上げた。債務問題を抱える新世界発展に関しては、資金調達計画の進展が伝わったことも材料視された。
スマートフォン関連の銘柄もしっかり。舜宇のほか、高偉電子(1415/HK)が10.0%高、瑞声科技HD(2018/HK)が3.5%高、丘タイ科技(1478/HK)が2.5%高で前場取引を終える。アップルが米国内で1000億米ドル(約14兆7200億円)規模の追加投資をすると発表する中、サプライヤーの舜宇などに思惑買いが広がった。
半導体セクターも物色される。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が11.9%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.7%高、華虹半導体(1347/HK)が4.5%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.0%高で引けた。
半面、医薬セクターは安い。信達生物製薬(1801/HK)が6.7%、石薬集団(1093/HK)と艾美疫苗(6660/HK)がそろって5.7%、康希諾生物(6185/HK)が4.6%、上海復星医薬集団(2196/HK)が2.9%ずつ下落した。
本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%高の3638.40ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、銀行・証券、消費、運輸、公益なども買われている。半面、医薬は安い。資源・素材、自動車も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国指標の改善が支えとなる流れ。中国指標の改善が支えとなる流れ。取引時間中に公表された7月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出が前年同月比で7.2%増と前月の5.9%増(修正後)から伸びが拡大し、輸入が4.1%増と予想(1.1%減)に反しプラス成長が続いた(6月は1.1%増)。早期の米利下げ観測が高まっていることや、中国経済成長の減速懸念が後退したことも材料視されている。米高関税政策などを不安視し売られる場面がみられたものの、指数は中国指標発表後、再び上昇に転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が5.0%高、香港不動産デベロッパー大手の恒基兆業地産(12/HK)が4.0%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.7%高と上げが目立った。
セクター別では、宅配など物流関連が高い。中通快逓のほか、京東物流(2618/HK)が3.7%、順豊HD(6936/HK)が1.7%、円通速逓国際(6123/HK)が1.6%ずつ上昇する。そのほか、海運・港湾株も買われた。
香港不動産セクターも急伸。恒基兆業地産のほか、新世界発展(17/HK)が14.4%高、恒基兆業地産(12/HK)が4.0%高、新鴻基地産発展(16/HK)が2.8%高、信和置業(83/HK)が2.1%高と値を上げた。債務問題を抱える新世界発展に関しては、資金調達計画の進展が伝わったことも材料視された。
スマートフォン関連の銘柄もしっかり。舜宇のほか、高偉電子(1415/HK)が10.0%高、瑞声科技HD(2018/HK)が3.5%高、丘タイ科技(1478/HK)が2.5%高で前場取引を終える。アップルが米国内で1000億米ドル(約14兆7200億円)規模の追加投資をすると発表する中、サプライヤーの舜宇などに思惑買いが広がった。
半導体セクターも物色される。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が11.9%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.7%高、華虹半導体(1347/HK)が4.5%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.0%高で引けた。
半面、医薬セクターは安い。信達生物製薬(1801/HK)が6.7%、石薬集団(1093/HK)と艾美疫苗(6660/HK)がそろって5.7%、康希諾生物(6185/HK)が4.6%、上海復星医薬集団(2196/HK)が2.9%ずつ下落した。
本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%高の3638.40ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、銀行・証券、消費、運輸、公益なども買われている。半面、医薬は安い。資源・素材、自動車も売られた。
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