31日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.69ポイント（0.11％）高の3411.02ポイントと4日続伸している。
　中国景気の過度な減速懸念が薄らぐ流れ。寄り付き直後に公表された国家統計局による12月の中国景況感指数に関しては、製造業PMIが50.1となり予想（50.2）をやや下回ったものの、景況判断の境目となる50は3カ月連続で上回った。非製造業PMIは52.2となり、予想（50.2）を大幅に上回っている。ただ、上値は重い。米中関係の悪化懸念がくすぶっているほか、中国金融政策を見極めたいとするスタンスも様子見ムードにつながった。
　主要銘柄の値上がり率は、海瀾之家（600398/SH）が6.6％、雲賽智聯（600602/SH）が5.7％、青島ビール(600600/SH）が1.9％、通威（600438/SH）が1.6％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント（0.06％）高の270.17ポイント、深センB株指数が1.82ポイント（0.15％）高の1216.40ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。