2025/08/25 13:29 NEW!!
香港前場:ハンセン2.1%高で続伸、上海総合は0.9%上昇 
週明け25日前場の香港マーケットは、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比527.35ポイント(2.08%)高の25866.49ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が186.36ポイント(2.05%)高の9266.29ポイントと続伸した。売買代金は2258億9270万香港ドルに拡大している(22日前場は1497億6530万香港ドル)。
投資家のリスク選好が強まる流れ。中国の政策に対する期待が根強いほか、米利下げ期待も追い風となっている。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は22日、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演し、9月の利下げ再開を示唆した。22日の米株市場では、主要指数のNYダウが1.9%高と急反発し、およそ8カ月半ぶりに史上最高値を更新。香港市場にも買いが波及した。香港の域内金利が低下するとの見方や、本土でも金融緩和の余地が広がるとの期待が高まる中、指数は上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.2%高、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が6.0%高、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が5.9%高と上げが目立った、
セクター別では、中国の不動産が高い。龍湖のほか、万科企業(2202/HK)が15.5%、融創中国HD(1918/HK)が11.8%、遠洋集団HD(3377/HK)が10.2%ずつ上昇した。
非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターも物色される。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が8.9%高、江西銅業(358/HK)が8.1%高、華新水泥(6655/HK)が3.2%高、安徽海螺水泥(914/HK)が2.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.8%高、鞍鋼(347/HK)が3.2%高で引けた。洛陽モリブデンは中間決算の60%増益が好感されている。
他の個別株動向では、取引再開した東風汽車集団(489/HK)が56.1%高の9.32香港ドルと急騰。同社は22日、株式の非公開化と、傘下の新エネルギー自動車(NEV)メーカー、嵐図汽車科技有限公司を「紹介方式」で香港に上場させることを明らかにした。発表によると、東風汽車の株主は保有するH株1株につき、嵐図のH株0.3552608株を分配される。加えて、親会社の東風公司は全額出資子会社の東風汽車集團(武漢)投資有限公司を通じて株式公開買い付け(TOB)を実施。TOB価格(6.68香港ドル)と嵐図の株式分配で、理論上は東風汽車の株主は1株当たり10.85香港ドル相当を受け取る計算だ。
そのほか、ハンセン指数の構成銘柄に新規採用が決まった京東物流(2618/HK)が7.6%高。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は22日引け後、ハンセン指数の構成銘柄に、京東物流のほか、中国電信(728/HK)と泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ:9992/HK)の3銘柄をハンセン指数に採用すると発表している。除外銘柄なかったため、ハンセン指数の構成銘柄は85→88に増加する運びだ(入れ替えは9月8日に発効)。なお、ポップマートは1.4%高で連日の上場来高値。中国電信は0.8%高で前場を終えた。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.86%高の3858.59ポイントで前場取引を終了した。不動産が高い。ハイテク、資源・素材、消費関連、公益、医薬なども買われた。半面、銀行は安い。自動車も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家のリスク選好が強まる流れ。中国の政策に対する期待が根強いほか、米利下げ期待も追い風となっている。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は22日、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演し、9月の利下げ再開を示唆した。22日の米株市場では、主要指数のNYダウが1.9%高と急反発し、およそ8カ月半ぶりに史上最高値を更新。香港市場にも買いが波及した。香港の域内金利が低下するとの見方や、本土でも金融緩和の余地が広がるとの期待が高まる中、指数は上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.2%高、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が6.0%高、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が5.9%高と上げが目立った、
セクター別では、中国の不動産が高い。龍湖のほか、万科企業(2202/HK)が15.5%、融創中国HD(1918/HK)が11.8%、遠洋集団HD(3377/HK)が10.2%ずつ上昇した。
非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターも物色される。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が8.9%高、江西銅業(358/HK)が8.1%高、華新水泥(6655/HK)が3.2%高、安徽海螺水泥(914/HK)が2.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.8%高、鞍鋼(347/HK)が3.2%高で引けた。洛陽モリブデンは中間決算の60%増益が好感されている。
他の個別株動向では、取引再開した東風汽車集団(489/HK)が56.1%高の9.32香港ドルと急騰。同社は22日、株式の非公開化と、傘下の新エネルギー自動車(NEV)メーカー、嵐図汽車科技有限公司を「紹介方式」で香港に上場させることを明らかにした。発表によると、東風汽車の株主は保有するH株1株につき、嵐図のH株0.3552608株を分配される。加えて、親会社の東風公司は全額出資子会社の東風汽車集團(武漢)投資有限公司を通じて株式公開買い付け(TOB)を実施。TOB価格(6.68香港ドル)と嵐図の株式分配で、理論上は東風汽車の株主は1株当たり10.85香港ドル相当を受け取る計算だ。
そのほか、ハンセン指数の構成銘柄に新規採用が決まった京東物流(2618/HK)が7.6%高。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は22日引け後、ハンセン指数の構成銘柄に、京東物流のほか、中国電信(728/HK)と泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ:9992/HK)の3銘柄をハンセン指数に採用すると発表している。除外銘柄なかったため、ハンセン指数の構成銘柄は85→88に増加する運びだ(入れ替えは9月8日に発効)。なお、ポップマートは1.4%高で連日の上場来高値。中国電信は0.8%高で前場を終えた。
本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.86%高の3858.59ポイントで前場取引を終了した。不動産が高い。ハイテク、資源・素材、消費関連、公益、医薬なども買われた。半面、銀行は安い。自動車も売られた。
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