10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.69ポイント（0.11％）高の3215.08ポイントと反発している。　
　買い戻しが先行する流れ。足元の下落基調を受け、値ごろ感に着目した物色が優勢となった。米長期金利の上昇一服も支えとなっている。ただ、上値は重い。米中の指標発表を前に、積極的な売買が手控えられている。米国では今夜（日本時間22時半ごろ）、金融政策に影響を与える重要指標、昨年12月の雇用統計が公表される予定。中国では来週13日に貿易、17日に小売売上高や鉱工業生産などと24年のGDP成長率、15日に金融などの統計が報告される。
　主要銘柄の値上がり率は、江蘇長電科技（600584/SH）が5.8％、中遠海運能源運輸（600026/SH）が4.9％、恒力石化（600346/SH）が3.5％、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.1％、上海汽車集団（600104/SH）が1.6％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.31ポイント（0.12％）安の258.38ポイント、深センB株指数が1.13ポイント（0.09％）高の1189.96ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。