9日の本土マーケットは小幅に値上がり。日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数は前日比1.48ポイント（0.05％）高の2939.25ポイントと3日続伸している。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.31ポイント（0.15％）高の209.37ポイント、深センB株指数が2.47ポイント（0.29％）安の862.40ポイントで推移している。　
　人民元高を背景に、中国からの資金流出懸念が薄らぐ流れ。中国人民銀行（中央銀行）は9日、人民元レートの対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元高水準に設定した（元高方向の設定は7日連続）。また、世界的に経済正常化の動きが進んでいることも材料視されている。
　主要銘柄の値上がり率は、王府井集団（600859/SH）が5.2％、中国南方航空（600029/SH）が2.0％、内蒙古伊利実業(600887/SH)が1.4％、洛陽モリブデン（603993/SH）が1.4％、中国国旅（601888/SH）が1.4％、上海国際機場（600009/SH)が1.0％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。