23日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比28.98ポイント（0.90％）高の3242.60ポイントと3日ぶりに反発している。
　市場活性化の期待が相場を支える流れ。中国証券監督管理委員会、中国人民銀行（中央銀行）、国家金融監督管理総局など6部門は22日、「中長期資金の市場参加促進に関する実施方案」を発表した。大型の国有保険会社によるA株（株式ファンド含む）投資規模、投資比率の引き上げなど、5つの措置を実施する方針を明らかにしている。金融緩和の期待も持続。人民銀は28日から始まる春節（旧正月）の大型連休前に、預金準備率を引き下げるとの観測も強まっている。また、人民銀は22日、14日物リバースレポを通じ、満期分との差し引きで1980億人民元を市場に供給した。
　主要銘柄の値上がり率は、中国平安保険（601318/SH）が2.3％、中国工商銀行（601398/SH）が1.9％、中信証券（600030/SH）が1.6％、中国電信（601728/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.60ポイント（0.61％）高の264.41ポイント、深センB株指数が6.46ポイント（0.54％）高の1194.93ポイントで推移している。


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