ハンセン指数 　 　 　25124.62　 +67.40 +0.27％
中国本土株指数（旧H株指数） 10165.17 +44.04　 +0.44％
レッドチップ指数 3945.67 +12.23 +0.31％

　10日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が小幅ながら8日続伸している。前日までの好地合いを継ぐ。米国や中国など世界的に経済活動が再開し、景気回復も早まるとの見方が広がっている。もっとも、上値は重い。指数はこのところの上昇ピッチが速く、ハンセン指数は足元で約3カ月ぶりの高値水準を回復したとあって、戻り待ちの売り圧力も意識された。
　朝方公表された5月の中国物価統計では、消費者物価指数（CPI）の上昇率が予想を下回り、生産者物価指数（PPI）が予想（3.3％）を超えるマイナス（3.7％）を記録した。企業活動の目安となるPPIが大幅なマイナスになったこともネガティブ材料となっている。
　個別では、大規模な資本増強計画を発表し、取引再開した国泰航空（キャセイ航空：293/HK）が5.1％高と急伸（一時18.7％高）。同社の割当増資を引き受けると発表し、同じく売買再開した太古A（スワイヤ・パシフィックA：19/HK）と中国国際航空（753/HK）はそれぞれ3.2％高、1.1％高で推移している。
　ほか、ハンセン指数構成銘柄の値上がり率は、中国生物製薬(サイノ・バイオファーマシューティカル：1177/HK)が1.8％、中国聯通（チャイナ・ユニコム：762/HK）が1.7％、中国中信(CITIC：267/HK)が1.7％、申洲国際集団HD(2313/HK)が1.7％など。


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