2025/11/06 13:25 NEW!!
香港前場:ハンセン1.6%高で3日ぶり反発、上海総合は0.9%上昇 
6日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比425.99ポイント(1.64%)高の26361.40ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が151.90ポイント(1.66%)高の9315.14ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1271億3700万香港ドルとなっている(5日前場は1382億2580万香港ドル)。
海外株高で投資家心理がやや上向く流れ。昨夜の米株市場では、米雇用や景況感が改善する中、米景気期待が強まり、主要株価指数がそろって反発した。欧州市場でも、英国やドイツ、フランスなどで主要株価指数が上昇している。また、米中貿易摩擦の緩和や、中国の政策に対する期待感なども改めて材料視された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が8.5%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.0%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.8%高と上げが目立った。
セクター別では、前日下げた半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が3.5%、晶門半導体(2878/HK)と英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)がそろって3.2%ずつ反発した。
非鉄・産金セクターも急伸。中国宏橋集団のほか、中国アルミ(2600/HK)が10.7%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.3%高、江西銅業(358/HK)が2.8%高、霊宝黄金(3330/HK)が5.7%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.9%高と値を上げた。
中国の保険・証券セクターもしっかり。中国人寿保険(2628/HK)が4.0%高、新華人寿保険(1336/HK)が3.8%高、中国人民財産保険(2328/HK)が2.9%高、広発証券(1776/HK)が4.6%高、華泰証券(6886/HK)が2.7%高で引けた。
グリーン発電や電力設備の関連銘柄も物色される。信義光能のほか、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が6.5%高、太陽光発電事業者の信義能源HD(3868/HK)が6.3%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が2.6%高、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が7.2%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が3.4%高と値を上げた。中国当局がカーボンニュートラルに注力する中、業績拡大の思惑が高まっている。中国で今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆3000億円)を超えて過去最大規模に拡大したことも引き続き材料視された。
他の個別株動向では、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が19.3%高。英国に拠点を置く燃料電池メーカーのセレスパワーが5日、イ柴動力と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の生産ライセンス契約を締結したと伝わり好感された。
半面、医薬セクターの一角はさえない。信達生物製薬(1801/HK)が1.4%、緑葉製薬集団(2186/HK)が1.0%、中国生物製薬(1177/HK)が0.9%、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が0.6%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.88%高の4004.25ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材、インフラ関連、公益、消費関連、自動車、運輸なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、銀行も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
海外株高で投資家心理がやや上向く流れ。昨夜の米株市場では、米雇用や景況感が改善する中、米景気期待が強まり、主要株価指数がそろって反発した。欧州市場でも、英国やドイツ、フランスなどで主要株価指数が上昇している。また、米中貿易摩擦の緩和や、中国の政策に対する期待感なども改めて材料視された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が8.5%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.0%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.8%高と上げが目立った。
セクター別では、前日下げた半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が3.5%、晶門半導体(2878/HK)と英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)がそろって3.2%ずつ反発した。
非鉄・産金セクターも急伸。中国宏橋集団のほか、中国アルミ(2600/HK)が10.7%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.3%高、江西銅業(358/HK)が2.8%高、霊宝黄金(3330/HK)が5.7%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.9%高と値を上げた。
中国の保険・証券セクターもしっかり。中国人寿保険(2628/HK)が4.0%高、新華人寿保険(1336/HK)が3.8%高、中国人民財産保険(2328/HK)が2.9%高、広発証券(1776/HK)が4.6%高、華泰証券(6886/HK)が2.7%高で引けた。
グリーン発電や電力設備の関連銘柄も物色される。信義光能のほか、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が6.5%高、太陽光発電事業者の信義能源HD(3868/HK)が6.3%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が2.6%高、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が7.2%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が3.4%高と値を上げた。中国当局がカーボンニュートラルに注力する中、業績拡大の思惑が高まっている。中国で今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆3000億円)を超えて過去最大規模に拡大したことも引き続き材料視された。
他の個別株動向では、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が19.3%高。英国に拠点を置く燃料電池メーカーのセレスパワーが5日、イ柴動力と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の生産ライセンス契約を締結したと伝わり好感された。
半面、医薬セクターの一角はさえない。信達生物製薬(1801/HK)が1.4%、緑葉製薬集団(2186/HK)が1.0%、中国生物製薬(1177/HK)が0.9%、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が0.6%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.88%高の4004.25ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材、インフラ関連、公益、消費関連、自動車、運輸なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、銀行も売られた。
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