2025/11/13 13:31 NEW!!
香港前場:ハンセン0.6%安で4日ぶり反落、上海総合は0.4%上昇 
13日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比156.02ポイント(0.58%)安の26766.71ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が61.27ポイント(0.64%)安の9477.72ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は1270億8250万香港ドルにやや縮小している(12日前場は1374億5600万香港ドル)。
中国発の新規材料に乏しい中で様子見ムードが漂う流れ。中国の経済動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。中国ではあす14日、10月の小売売上高や鉱工業生産、1〜10月の不動産開発投資などが公表される予定。市場コンセンサスでは、前月実績を下回る見通しだ。また、主要企業の四半期決算報告も集中する。きょう13日は騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)や京東集団(JDドットコム:9618/HK)、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)など主力テック企業などだ。
ただ、下値は限定的。史上最長となった米政府機関の一部閉鎖が解除されることや、中国の政策に対する期待感が支えだ。中国の金融政策を巡っては、一部ブローカーが金融緩和先送りの可能性に言及したものの、市場では預金準備率や政策金利の引き下げが依然期待されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が5.9%安、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)と不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)がそろって3.1%安と下げが目立っている。華潤万象生活については、親会社の華潤置地(1109/HK)が保有する同社株の一部を売却すると発表したことも嫌気された。華潤置地の説明によると、売却資金は土地買収や開発費用、運転資金などに充当する。華潤置地の10月不動産成約額は51%減と、2カ月ぶりのマイナス成長に陥った。(前場の華潤置地株は1.4%安)。
セクター別では、石油や石炭のエネルギー関連が安い。中国海洋石油のほか、中海油田服務(2883/HK)が2.2%、中国石油天然気(857/HK)が2.1%、中国石油化工(386/HK)が1.8%、中国神華能源(1088/HK)が2.8%、中国中煤能源(1898/HK)が2.4%ずつ下落した。
マカオ・カジノ株もさえない。新濠国際発展(200/HK)が4.5%安、銀河娯楽集団(27/HK)が2.5%安、澳門博彩HD(880/HK)が8.4%安、永利澳門(1128/HK)が2.0%安で引けた。澳門博彩が報告した7〜9月期決算は、今年9月の超大型台風18号(ラガサ)接近sで33時間にわたり全カジノ施設が閉鎖された影響もあり91%減益と苦戦。セクター全体の売り材料となった。
半面、非鉄・産金セクターはしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.6%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.0%、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.9%、招金鉱業(1818/HK)が2.4%ずつ上昇した。
本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%高の4017.94ポイントで前場の取引を終了した。非鉄・産金が高い。ハイテク、医薬、インフラ関連、不動産、自動車なども買われた。半面、公益は安い。銀行、エネルギー、消費関連も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国発の新規材料に乏しい中で様子見ムードが漂う流れ。中国の経済動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。中国ではあす14日、10月の小売売上高や鉱工業生産、1〜10月の不動産開発投資などが公表される予定。市場コンセンサスでは、前月実績を下回る見通しだ。また、主要企業の四半期決算報告も集中する。きょう13日は騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)や京東集団(JDドットコム:9618/HK)、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)など主力テック企業などだ。
ただ、下値は限定的。史上最長となった米政府機関の一部閉鎖が解除されることや、中国の政策に対する期待感が支えだ。中国の金融政策を巡っては、一部ブローカーが金融緩和先送りの可能性に言及したものの、市場では預金準備率や政策金利の引き下げが依然期待されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が5.9%安、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)と不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)がそろって3.1%安と下げが目立っている。華潤万象生活については、親会社の華潤置地(1109/HK)が保有する同社株の一部を売却すると発表したことも嫌気された。華潤置地の説明によると、売却資金は土地買収や開発費用、運転資金などに充当する。華潤置地の10月不動産成約額は51%減と、2カ月ぶりのマイナス成長に陥った。(前場の華潤置地株は1.4%安)。
セクター別では、石油や石炭のエネルギー関連が安い。中国海洋石油のほか、中海油田服務(2883/HK)が2.2%、中国石油天然気(857/HK)が2.1%、中国石油化工(386/HK)が1.8%、中国神華能源(1088/HK)が2.8%、中国中煤能源(1898/HK)が2.4%ずつ下落した。
マカオ・カジノ株もさえない。新濠国際発展(200/HK)が4.5%安、銀河娯楽集団(27/HK)が2.5%安、澳門博彩HD(880/HK)が8.4%安、永利澳門(1128/HK)が2.0%安で引けた。澳門博彩が報告した7〜9月期決算は、今年9月の超大型台風18号(ラガサ)接近sで33時間にわたり全カジノ施設が閉鎖された影響もあり91%減益と苦戦。セクター全体の売り材料となった。
半面、非鉄・産金セクターはしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.6%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.0%、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.9%、招金鉱業(1818/HK)が2.4%ずつ上昇した。
本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%高の4017.94ポイントで前場の取引を終了した。非鉄・産金が高い。ハイテク、医薬、インフラ関連、不動産、自動車なども買われた。半面、公益は安い。銀行、エネルギー、消費関連も売られた。
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