2025/11/19 17:53 NEW!!
香港大引:ハンセン0.4%安で4日続落、小米4.8%下落 
19日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比99.38ポイント(0.35%)安の25830.65ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が23.80ポイント(0.26%)安の9151.04ポイントと4日続落した(ハンセン指数は約1カ月ぶりの安値)。売買代金は2114億2640万香港ドル(約4兆2200億円)にやや縮小している(18日は2421億1160万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国経済の鈍化懸念がくすぶっているほか、米ハイテク株安が重しとなった。18日の米株市場では、人工知能(AI)産業の過剰投資や関連銘柄の割高感が意識される中、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が前日比1.2%安と続落。10月上旬以来の安値を付けた。市場では、AIブームを主導する半導体大手エヌビディアの業績動向に注目が集まっている。同社は19日(日本時間20日朝)、8〜10月期決算を発表する予定。AI半導体の旺盛な需要は見込まれているものの、高い成長期待に応える業績内容が明らかにされるかが気がかりだ。同社の業績見通しは、AI関連銘柄全体に影響が及ぶとみられている。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強く、指数は朝方、プラス圏で推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が4.8%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が2.8%安、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が2.6%安と下げが目立った。小米に関しては、同社の7〜9月期決算が129%増益と堅調で、新規参入した電気自動車(EV)事業部門が四半期ベースで初めて黒字となったものの、EV事業の粗利益率が26年に前年比で低下すると予測したことを嫌気している。
セクター別では、半導体が安い。蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.6%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.4%、ASMPT(522/HK)が1.3%ずつ下落した。そのほか、クラウドやAI技術の銘柄群も値を下げている。
医薬セクターもさえない。石薬集団(1093/HK)が2.1%安、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.9%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が1.4%安、康希諾生物(6185/HK)が1.3%安で引けた。
半面、石油・石炭セクターはしっかり。中国石油化工(386/HK)が2.9%高、中国石油天然気(857/HK)が2.1%高、中国海洋石油(883/HK)が1.2%高、中国中煤能源(1898/HK)が2.2%高、中国神華能源(1088/HK)が1.4%高で取引を終えた。
産金セクターも高い。中国黄金国際資源(2099/HK)が8.2%、招金鉱業(1818/HK)が6.4%、霊宝黄金(3330/HK)が5.6%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が5.2%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.18%高の3946.74ポイントで取引を終了した。石油・石炭が高い。銀行・保険、産金・非鉄、軍需産業、海運なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、ハイテク、自動車、インフラ建設株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国経済の鈍化懸念がくすぶっているほか、米ハイテク株安が重しとなった。18日の米株市場では、人工知能(AI)産業の過剰投資や関連銘柄の割高感が意識される中、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が前日比1.2%安と続落。10月上旬以来の安値を付けた。市場では、AIブームを主導する半導体大手エヌビディアの業績動向に注目が集まっている。同社は19日(日本時間20日朝)、8〜10月期決算を発表する予定。AI半導体の旺盛な需要は見込まれているものの、高い成長期待に応える業績内容が明らかにされるかが気がかりだ。同社の業績見通しは、AI関連銘柄全体に影響が及ぶとみられている。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強く、指数は朝方、プラス圏で推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が4.8%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が2.8%安、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が2.6%安と下げが目立った。小米に関しては、同社の7〜9月期決算が129%増益と堅調で、新規参入した電気自動車(EV)事業部門が四半期ベースで初めて黒字となったものの、EV事業の粗利益率が26年に前年比で低下すると予測したことを嫌気している。
セクター別では、半導体が安い。蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.6%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.4%、ASMPT(522/HK)が1.3%ずつ下落した。そのほか、クラウドやAI技術の銘柄群も値を下げている。
医薬セクターもさえない。石薬集団(1093/HK)が2.1%安、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.9%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が1.4%安、康希諾生物(6185/HK)が1.3%安で引けた。
半面、石油・石炭セクターはしっかり。中国石油化工(386/HK)が2.9%高、中国石油天然気(857/HK)が2.1%高、中国海洋石油(883/HK)が1.2%高、中国中煤能源(1898/HK)が2.2%高、中国神華能源(1088/HK)が1.4%高で取引を終えた。
産金セクターも高い。中国黄金国際資源(2099/HK)が8.2%、招金鉱業(1818/HK)が6.4%、霊宝黄金(3330/HK)が5.6%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が5.2%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.18%高の3946.74ポイントで取引を終了した。石油・石炭が高い。銀行・保険、産金・非鉄、軍需産業、海運なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、ハイテク、自動車、インフラ建設株も売られた。
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