2025/09/17 13:45 NEW!!
香港前場:ハンセン1.4%高で反発、上海総合0.4%上昇 
17日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比373.68ポイント(1.41%)高の26812.19ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.34ポイント(1.78%)高の9553.73ポイントと4日続伸した。売買代金は1923億5510万香港ドルに拡大している(16日前場は1601億8180万香港ドル)。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。商務部など9部門は16日、景気対策の一環として「サービス消費拡大に関する若干の政策措置」を連名で発表し、消費の喚起と内需の拡大を図る方針を明らかにした。対象はインターネットや文化など複数分野にわたっている。当局はこのところ、消費刺激、過当競争是正など景気対策を相次ぎ発表。今年の経済成長目標「5.0%前後」達成のため、景気支援のスタンスを強めているとの見方が広がっている。(亜州リサーチ編集部)
テック銘柄が相場を主導。ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が15.9%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)と電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)がそろって5.7%高と上げが目立った。ハンセン科技(テック)指数は3.5%高と他の指数をアウトパフォームしている。SMICに関しては、中国政府が人工知能(AI)向けなどハイエンド半導体の国産化に注力していることも支援材料。取引時間中の上場来高値を更新している。
セクター別では、EV(電気自動車)関連が高い。蔚来集団(9866/HK)が10.3%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.0%、理想汽車(2015/HK)が2.9%ずつ上昇する。そのほか、リチウムや動力電池の関連銘柄も買われ、寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が5.3%高、中創新航科技(CALB:3931/HK)が3.6%高、江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が3.3%高で前場取引を終えた。CATLは上場来高値を更新している。
半導体やクラウド、AI技術の銘柄も物色される。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が2.9%高、金山雲HD(3896/HK)が7.0%高、万国数拠HD(9698/HK)が5.1%高、商湯集団(センスタイム・グループ:20/HK)が5.3%高、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が3.8%高と値を上げた。
エアラインや代理店など旅行関連セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が6.2%高、中国国際航空(753/HK)が5.7%高、中国東方航空(670/HK)が3.3%高、香港中旅国際投資(308/HK)が10.2%高、同程旅行HD(780/HK)が4.8%高で引けた。10月の国慶節連休が視野に入る中、旅行需要の拡大が期待されている。また、「サービス消費拡大に関する若干の政策措置」の中では、学生の休暇制度を改善し、観光などのサービス消費時間を増やす方針も示された。
半面、産金・非鉄セクターはさえない。霊宝黄金(3330/HK)が4.7%、招金鉱業(1818/HK)が3.3%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.9%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)と江西銅業(358/HK)がそろって1.5%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3877.55ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、インフラ関連、運輸、不動産、医薬、証券なども買われた。半面、銀行は安い。消費関連、通信なども売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。商務部など9部門は16日、景気対策の一環として「サービス消費拡大に関する若干の政策措置」を連名で発表し、消費の喚起と内需の拡大を図る方針を明らかにした。対象はインターネットや文化など複数分野にわたっている。当局はこのところ、消費刺激、過当競争是正など景気対策を相次ぎ発表。今年の経済成長目標「5.0%前後」達成のため、景気支援のスタンスを強めているとの見方が広がっている。(亜州リサーチ編集部)
テック銘柄が相場を主導。ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が15.9%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)と電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)がそろって5.7%高と上げが目立った。ハンセン科技(テック)指数は3.5%高と他の指数をアウトパフォームしている。SMICに関しては、中国政府が人工知能(AI)向けなどハイエンド半導体の国産化に注力していることも支援材料。取引時間中の上場来高値を更新している。
セクター別では、EV(電気自動車)関連が高い。蔚来集団(9866/HK)が10.3%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.0%、理想汽車(2015/HK)が2.9%ずつ上昇する。そのほか、リチウムや動力電池の関連銘柄も買われ、寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が5.3%高、中創新航科技(CALB:3931/HK)が3.6%高、江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が3.3%高で前場取引を終えた。CATLは上場来高値を更新している。
半導体やクラウド、AI技術の銘柄も物色される。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が2.9%高、金山雲HD(3896/HK)が7.0%高、万国数拠HD(9698/HK)が5.1%高、商湯集団(センスタイム・グループ:20/HK)が5.3%高、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が3.8%高と値を上げた。
エアラインや代理店など旅行関連セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が6.2%高、中国国際航空(753/HK)が5.7%高、中国東方航空(670/HK)が3.3%高、香港中旅国際投資(308/HK)が10.2%高、同程旅行HD(780/HK)が4.8%高で引けた。10月の国慶節連休が視野に入る中、旅行需要の拡大が期待されている。また、「サービス消費拡大に関する若干の政策措置」の中では、学生の休暇制度を改善し、観光などのサービス消費時間を増やす方針も示された。
半面、産金・非鉄セクターはさえない。霊宝黄金(3330/HK)が4.7%、招金鉱業(1818/HK)が3.3%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.9%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)と江西銅業(358/HK)がそろって1.5%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3877.55ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、インフラ関連、運輸、不動産、医薬、証券なども買われた。半面、銀行は安い。消費関連、通信なども売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。