2025/11/06 17:40 NEW!!
香港大引:ハンセン2.1%高で3日ぶり反発、半導体セクターに買い 
6日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比550.49ポイント(2.12%)高の26485.90ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が192.73ポイント(2.10%)高の9355.97ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は2346億5310万香港ドル(約4兆6461億円)となっている(5日は2388億2460万香港ドル)。
海外株高で投資家のリスク選好が強まる流れ。昨夜の米株市場では、米雇用や景況感が改善する中、米景気期待が強まり、主要株価指数がそろって反発した。欧州市場でも、英国やドイツ、フランスなどで主要株価指数が上昇している。また、米中貿易摩擦の緩和や、中国の景気支援スタンスなども相場を押し上げる要因として改めて意識された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が9.9%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.3%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が4.9%高と上げが目立った。
セクター別では、前日下げた半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が9.1%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.9%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.6%ずつ反発した。産業支援の期待が高まっている。中国は人工知能(AI)用半導体の国産化を一段と推進する方針。外電が5日、消息筋情報として報じたところによると、中国政府は国の資金を受けた新設データセンター(DC)について、国産AIチップの使用を義務付けるガイドラインを新たに設けた。
非鉄・産金セクターも急伸。中国宏橋集団のほか、中国アルミ(2600/HK)が11.2%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.9%高、紫金黄金国際(2259/HK)が8.7%高、霊宝黄金(3330/HK)が6.2%高と値を上げた。
グリーン発電や電力設備の関連銘柄も物色される。太陽光発電事業者の信義能源HD(3868/HK)が5.5%高、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が5.0%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.4%高、太陽電池モジュール生産の陽光能源HD(757/HK)が3.2%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が2.9%高、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が6.6%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が4.1%高で取引を終えた。中国当局がカーボンニュートラルに注力する中、業績拡大の思惑が高まっている。中国で今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆4000億円)を超えて過去最大規模に拡大したことも引き続き材料視された。
他の個別株動向では、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が20.5%高。英国に拠点を置く燃料電池メーカーのセレスパワーは5日、イ柴動力と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の生産ライセンス契約を締結したという。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%高の4007.76ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材、発電・電設、インフラ建設、消費関連、自動車、軍需産業、保険・証券なども買われた。半面、銀行は安い。不動産も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
海外株高で投資家のリスク選好が強まる流れ。昨夜の米株市場では、米雇用や景況感が改善する中、米景気期待が強まり、主要株価指数がそろって反発した。欧州市場でも、英国やドイツ、フランスなどで主要株価指数が上昇している。また、米中貿易摩擦の緩和や、中国の景気支援スタンスなども相場を押し上げる要因として改めて意識された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が9.9%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.3%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が4.9%高と上げが目立った。
セクター別では、前日下げた半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が9.1%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.9%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.6%ずつ反発した。産業支援の期待が高まっている。中国は人工知能(AI)用半導体の国産化を一段と推進する方針。外電が5日、消息筋情報として報じたところによると、中国政府は国の資金を受けた新設データセンター(DC)について、国産AIチップの使用を義務付けるガイドラインを新たに設けた。
非鉄・産金セクターも急伸。中国宏橋集団のほか、中国アルミ(2600/HK)が11.2%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.9%高、紫金黄金国際(2259/HK)が8.7%高、霊宝黄金(3330/HK)が6.2%高と値を上げた。
グリーン発電や電力設備の関連銘柄も物色される。太陽光発電事業者の信義能源HD(3868/HK)が5.5%高、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が5.0%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.4%高、太陽電池モジュール生産の陽光能源HD(757/HK)が3.2%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が2.9%高、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が6.6%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が4.1%高で取引を終えた。中国当局がカーボンニュートラルに注力する中、業績拡大の思惑が高まっている。中国で今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆4000億円)を超えて過去最大規模に拡大したことも引き続き材料視された。
他の個別株動向では、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が20.5%高。英国に拠点を置く燃料電池メーカーのセレスパワーは5日、イ柴動力と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の生産ライセンス契約を締結したという。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%高の4007.76ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。資源・素材、発電・電設、インフラ建設、消費関連、自動車、軍需産業、保険・証券なども買われた。半面、銀行は安い。不動産も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。






