2025/12/31 13:36 NEW!!
香港大引:ハンセン0.9%安で反落、年間騰落は27.8%上昇 
2025年最終商いを迎え、短縮取引となった12月31日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比224.06ポイント(0.87%)安の25630.54ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.34ポイント(0.86%)安の8913.68ポイントと反落した。売買代金は1189億6590万香港ドル(約2兆3924億円)に縮小している(30日は1997億6910万香港ドル)。年間では、ハンセン指数が27.77%、本土株指数が22.28%ずつの上昇。前年に続きプラスとなった。
手仕舞い売りが優勢となる流れ。年末を前に買いが手控えられた。香港市場は大みそかのきょう31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。またハンセン指数は前日、年初からの上昇率が28%を超えたとあって、利益確定売りも出やすい状況だった。一方、寄り付き直後に国家統計局が公表した12月の製造業PMIは50.1と市場予想(49.2)を上回り、景況判断の境目となる50を9カ月ぶりに回復した。ただ、相場に対する影響は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が3.7%安、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が3.2%安、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム:9961/HK)が3.0%安と下げが目立った。
セクター別では、医薬が安い。信達生物製薬のほか、三生製薬(1530/HK)が2.6%、百済神州(6160/HK)が1.8%、翰森製薬集団(3692/HK)が1.7%、中国生物製薬(1177/HK)が1.6%ずつ下落した。
太陽光発電の関連銘柄もさえない。陽光能源HD(757/HK)が2.5%安、協キン科技HD(3800/HK)が1.9%安、信義光能HD(968/HK)が1.7%安、福莱特玻璃集団(6865/HK)が1.5%安で引けた。
半面、空運がセクターはしっかり。中国東方航空(670/HK)が4.9%、中国南方航空(1055/HK)が4.3%、中国国際航空(753/HK)が3.4%ずつ上昇した。人民元高が追い風。空運各社は航空機や燃油などを主にドル建てで購入しているため、実質コストが下がると期待された。対米ドルのオフショア人民元は上昇基調が進み、2023年以来の水準で推移している。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の3962.24ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが安い。消費関連、自動車、医薬、公益なども売られた。半面、不動産は高い。軍需産業、銀行・証券、エネルギーや資源素材の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
手仕舞い売りが優勢となる流れ。年末を前に買いが手控えられた。香港市場は大みそかのきょう31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。またハンセン指数は前日、年初からの上昇率が28%を超えたとあって、利益確定売りも出やすい状況だった。一方、寄り付き直後に国家統計局が公表した12月の製造業PMIは50.1と市場予想(49.2)を上回り、景況判断の境目となる50を9カ月ぶりに回復した。ただ、相場に対する影響は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が3.7%安、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が3.2%安、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム:9961/HK)が3.0%安と下げが目立った。
セクター別では、医薬が安い。信達生物製薬のほか、三生製薬(1530/HK)が2.6%、百済神州(6160/HK)が1.8%、翰森製薬集団(3692/HK)が1.7%、中国生物製薬(1177/HK)が1.6%ずつ下落した。
太陽光発電の関連銘柄もさえない。陽光能源HD(757/HK)が2.5%安、協キン科技HD(3800/HK)が1.9%安、信義光能HD(968/HK)が1.7%安、福莱特玻璃集団(6865/HK)が1.5%安で引けた。
半面、空運がセクターはしっかり。中国東方航空(670/HK)が4.9%、中国南方航空(1055/HK)が4.3%、中国国際航空(753/HK)が3.4%ずつ上昇した。人民元高が追い風。空運各社は航空機や燃油などを主にドル建てで購入しているため、実質コストが下がると期待された。対米ドルのオフショア人民元は上昇基調が進み、2023年以来の水準で推移している。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の3962.24ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが安い。消費関連、自動車、医薬、公益なども売られた。半面、不動産は高い。軍需産業、銀行・証券、エネルギーや資源素材の一角も買われた。
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